こんにちは、英語カウンセラーのしんです。
この記事は、
というお悩みを解決できる記事です。
初心者は何から勉強をするべきかと、おすすめしない勉強法をお伝えします。
じつは僕も、色々な勉強方法を試しては挫折し、何をやっても英語が全くできない状態からスタートしました。
その中で少しずつ色々な勉強法を試した結果、コツを掴むことができそこから1年で英語を話せるようになったんです。
そこで鍛えた英語力をベースにカナダで現地就職をすることができ、ネイティブの中日本人は自分だけという環境で働くことを実現。
挫折を繰り返した中で身につけた、英語が全くできない方がするべきおすすめの勉強法をご紹介します。
英語が全くできない場合、まずは土台を固めよう
英語を身につけるまでのロードマップ
僕の経験からお伝えすると、まずは英語力の土台を作ることをおすすめします。
「英語を勉強しよう!」と思った時にいきなりオンライン英会話や日本語禁止のレッスンをやる方もいますが、経験上それは逆効果です。
いきなり高いハードルにチャレンジする形になり、なかなかうまくいかずにせっかくの英語学習へのモチベーションも失ってしまうことになりかねません。
遠回りにも感じるかもしれませんが、しっかり土台を作るところからはじめましょう!
英語が全くできない方が最初にやるべき5つの勉強法
一言に英語力の土台を作ると言っても、実際にはどういう勉強をすればいいのでしょうか?
そこでおすすめなのがこれから紹介する5つのステップになります。
たくさんの勉強法に手を出しては挫折してきた僕も、この順番で勉強することでしっかりと基礎を身につけることができました。
ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。
STEP 1 : フレーズを覚える
日本語も英語も会話はフレーズでできています!
思い出してください。どんな場面でも、会話にはある程度のフォーマットがありますよね?
挨拶から日常会話、ビジネスでの商談までベースの型というものがあると思います。
それを英語で身につけるためには、英会話でネイティブがよく使うフレーズを覚えること、そしてそれに対しての自分の回答や意見を準備しておくのが最初にやるべきことなんです。
例えば、週末の出来事について話すとします。「何をしたか?」「どこに行ったか?」「どうだったか?」などを聞かれますよね。
それからそれに対して感想を言い、補足として自分の意見などを付け加えるはずです。
ということは、英語を話せるようになるためにはそのシーンで使う英語(フレーズ)を覚えてしまえばいいんです。
ネイティブがよく使う日常英会話フレーズに関しては、下の記事を参考にしてみてください。
実際にカナダで学んだ150個をまとめているのできっと役に立ってもらえるはずです。
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STEP 2 : 中学単語を覚える
中学英語で使われる主要な単語を覚えることができれば、基本的な英語は理解することができます。
中学で習う英単語については、日本英会話協会さんがまとめてくれています。
まずはここを見てみて、自分がどれくらい中学英単語を理解しているかの確認をしてみるといいかと思います。
また、中学英単語もカバーしつつ、ネイティブでない人が英語を学ぶ際におすすめなのが、Globish(グロービッシュ)と呼ばれる非ネイティブ英語になります。
Globish(グロービッシュ)とは?
Global English(グローバルイングリッシュ)の略で、フランス人のジャン=ポール・ネリエール氏が国際共通語として提唱した英語の一種になります。
非ネイティブ同士がコミュニケーションを取るため、「通じることを目指す」ことが特徴。
先述したように、いまや世界中の英語スピーカーのうち約7割が非ネイティブと言われています。
そこで通じる英語を身につけるためには、ネイティブのような完璧さを目指す必要はありません。
短期間で英語を話せるようになりたい人にとって、最短で身につけることができる概念の一つと言えるでしょう。
Globishの単語では、「基本単語1,500語とその派生語(計5,000語程度)のみを用いる」ことが大きな特徴です。
1,500語のよく使われる英単語(とその派生語)を使うことが提唱されています。
そのうち1,000語程度は中高で学んだことのある単語だったり、日常で聞いたことのある単語だったりしますので、実際すごく覚えやすいです。
日本人が英語をやり直す際にはかなり効率的ですね。
- Globish 1500単語はこちら から
STEP 3 : 中学文法を覚える
実際の会話で使われる文法も、じつは中学英文法だけで十分通じるんです。
ネイティブの会話もほとんどが中学レベルの英文法と言われています。
中学英語を基礎からやり直すことで、わかっているようでわかっていなかった文法の使い方を理解していきましょう。
学び直しにおすすめの参考書がこちらです。
STEP 4 : 発音を練習する
発音はリスニングを理解する最短ルート。
僕が教わった先生も、「リスニングは発音から入ると1/10の時間で上達する」と教えてくれました。
理由は、人間の脳は自分が理解している音しか聞き取れないということにあります。
日本人が想像する英語の発音が、実際にネイティブが発音するものと違うから聞き取れないんです。
例えば、「out of~」の発音は「アウトオブ〜」と思っている人が多いですが、実際は「アウタブ」というニュアンスの発音になります。
「アウトオブ〜」と思っているために聞き取れないんです。
実際は知っている単語なのに耳がついていかない。
なので、「発音をしっかりと練習して音を理解する」ことで英語が聞き取れるようになるのです。
また、発音がよくなるとモチベーションも上がるしよく通じるようになりますよ。
リスニングと発音の関係について、くわしくはこちらの記事を読んでみてください。
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STEP 5 : 英作文でアウトプットする
アウトプットはスポーツでいう練習試合のようなものです。
逆に単語の暗記や文法の勉強などのインプットは、スポーツでいうと筋トレや基礎練習みたいなもの。
いくら一人で練習していてうまくいっても、相手がいる実戦で使えるかどうかは別物ですよね。
それは英会話でも全く同じです。
そのためにはアウトプットを練習していく必要がありますが、初心者は英作文から取り組みましょう。
英作文をおすすめする理由は3つあります。
英作文をおすすめする理由
①間違ってもいい
②いきなりネイティブとの会話はハードルが高い!勇気を出してチャレンジしても、言ってることがわからなかったり通じなくて挫折してしまう。
③復習が簡単にできる
アウトプットが大事だからといって、勇気を出してネイティブ英会話に挑戦してもそこでつまづいてしまったらもったいないですよね。
その前に、まずはノートを使ってたくさんの英作文をアウトプットしてみてください。
手軽にできるのは、
・英語日記をつけること
・学んだ文法やフレーズを使って会話を作ってみること
になります。
完璧な文章を作ろうとしなくても大丈夫です。
最初はとにかく量をこなしていくことを意識しましょう!
また、英作文のコツや基礎を学ぶのには書籍を参考にしてみてください。
英作文だけでなく、初心者向け学習本の中でもベストセラーとなっており初心者は必読ですよ。
英語が全くできない人が最初にやらないほうがいいこと
逆に、初心者が取り組みがちだけどじつはおすすめじゃない勉強方法もあります。
ポイント
初心者にはおすすめしない英語勉強法5選
いきなりオンライン英会話に取り組む
ひたすら単語の暗記だけをやる
インプット(座学)だけをやる
自分が使わないフレーズや単語も覚える
ひたすら洋画や海外ドラマの日本語字幕でリスニングする
どれも英語学習の過程で必要になるものなのですが、英語力の土台ができてからじゃないと効果がでにくいものも多いです。
そのため初心者がいきなり取り組むのにはおすすめできません。
特にハードルの高いアウトプットにいきなりチャレンジしたり、インプットのみを続けることなどは土台ができていない最初はなかなか効果が出ません。
英語学習で一番大切なのは、「継続すること」です。
焦らず、まずは上記で紹介した土台作りに取り組んでくださいね。
まとめ
この記事で紹介した「英語が全くできない初心者が最初にやるべき勉強法」をやっていただくと、英語学習のスタートを切るための方法を理解でき、何からやるべきかという悩みは解決できると思います。
ポイント
【英語が全くできない人が最初にやるべき勉強法】
フレーズを覚える
中学英単語を覚える
中学英文法を覚える
発音を練習する
英作文でアウトプットする
英語学習で無駄な時間は、さまざまな教材に手を出してはやめてしまうことや、何から勉強するべきか悩み続けて一歩を踏み出せないことです。
この記事を参考にしていただき、まずは一歩踏み出していただけたらと思います。