英語勉強法

英語・英会話が上達しない7つの理由と解決方法【TOEIC920点が語る】

 

ぎもんさん
英語・英会話ができるようになりたいけど、何をやってもなかなか上達しない...

 

英語を勉強する中でこういった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか?
これだけたくさんの教材や学習方法があれば、何が正解かわからないですよね。

何度英語を勉強してもまったくダメだった僕を含め、
色々な方から相談いただく中で英語が上達しない方にはある共通点があることが見えてきました。

この記事では、僕が独学で英会話をゼロから勉強し直し、
海外移住と現地での就職を実現することができた実体験を元に、

英語・英会話が上達しない7つの理由

について解説していきます。

 

英語・英会話が上達しない7つの理由

 

アウトプット不足

日本人の学習特性として、インプットの割合が高いと言われています。

受験勉強などでは机に向かいインプットをすることが重要です。
同じく英語の試験においても、例えばTOEIC L&Rなどはインプット重視の対策になります。

でも、英語を上達させるにはインプットだけをやっていては絶対に話せるようになりません。
意識的にアウトプットを増やすことが大事です。

僕自身は、インプットに使う時間の2倍くらいをアウトプットの練習に使うことが効果を感じました。
ここはそれぞれベストな割合も変わってくると思います。

具体的なアウトプットの方法としては、英会話教室などでのスピーキングが代表的ですが、
一人でもすぐできることもあるんです。

  • 日記を書く
  • 声に出して読む
  • 英語でメッセージやチャットをする
  • ライティング添削を利用する

特に英語で日記を書くのはすごくおすすめです。
どんなに間違っていても恥ずかしいこともないし、あとで振り返ることもできるからです。

 

フレーズ・単語を覚えない

初心者の段階で英語を話すとき、まず詰まるのが
「日本語のこれって英語でなんていうんだっけ?」
という部分です。

こういうと、
「よし、単語を覚えよう!」
と思う方も多いと思いますがちょっと待ってください。

必要な単語も学んでいくべきですが、
じつは中高の英語で習った語彙力で、基本的な日常会話はけっこうカバーできていることも多いです。

じゃあ何を覚えればいいのかといえば、単語と一緒にフレーズを覚えていくことがすごく大事です。

これは乱暴な言い方になりますが、英会話では「単語 + please」でも自分の言いたいことは相手には伝わります。
でも、そこをフレーズで言えるようになるだけであなたの英語レベルはぐっと上がります。

 

ミスを怖がる

「正しい発音や文法じゃないと通じないんじゃないか…」
「変な単語話して笑われたら恥ずかしい…」

僕が英会話をやり始めたときはほんとにこんなことばかり心配していました。
とにかく失敗するのが怖くて、なかなか言葉を口に出せない。
出す前にもすごく考えるから会話のテンポが悪くなってしまう。

間違いたくない気持ちはありましたが、これが自分の英語上達を妨げる一番の壁だったなといまは思います…。

ネイティブは間違いは全然気にしません。
むしろがんばって理解してくれたり、時には優しく直してくれたりがほとんどでした。

間違ってもいいから自分の言うことはきちんと伝える。

そのマインドが一番大事です!

 

振り返りをしない

エビングハウスの忘却曲線という言葉をを聞いたことはありますか?
ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの実験の結果です。
エビングハウスは、無意味な音節を記憶し、時間と共にどれだけ忘れるかを数値化しました。

1880年から1885年にかけて、エビングハウスは、自ら「子音・母音・子音」から成り立つ無意味な音節(rit, pek, tas, ...etc)を記憶し、その再生率を調べ、この曲線を導いた。結果は以下のようになった。

20分後には、節約率が58%であった。
1時間後には、節約率が44%であった。
約9時間後には、節約率は35%であった。
1日後には、節約率が34%であった。
2日後には、節約率が27%であった。
6日後には、節約率が25%であった。
1ヶ月後には、節約率が21%であった。

※ 節約率とは一度記憶した内容を再び完全に記憶し直すまでに必要な時間(または回数)をどれくらい節約できたかを表す割合である。

 - Wikipedia 「忘却曲線」より引用

 

グラフで表すと下記のようになります。
(グラフはこちらのサイトからお借りしました。ありがとうございます!)

せっかく学んでも、なんと

1時間語には56%

1日語には66%

忘れてしまっているのです。

これはもったいないですよね。

しっかり復習し、振り返ることがすごく重要だということですね。

 

 

日本語に逃げてしまう

僕自身もそうでしたが、英語の勉強をはじめた当初は、言葉に詰まった時につい日本語に逃げてしまっていました。
でもそれをしばらく続けて気づいたのは、同じトピックを振られてもまったく表現・語彙力ともに伸びていないということでした。
英語でなんと言っていいのか出てこなくても、そこで諦めずになんとか絞り出すようにしてみましょう。
その繰り返しをすることで必ず英語力は伸びますし、定着率も全然変わってきます。

 

いきなりネイティブとスピーキングしようとする

英語を話せるようになりたい人がまずやってみることの一つに、いきなりネイティブスピーカーとのレッスンを始めてしまうことがあります。
一見近道に見えますが、じつはこれだけではなかなか英語は上達しません。
ネイティブと話すと楽しいし充実感もあるし、話した気持ちになります。
でも、それは初心者にとっては英語力の向上にはつながっていない場合が多いです。
理由は別の記事でくわしくまとめたいと思います。

 

リスニング力を鍛えない

会話は話すことと聞くことのバランスでできているので、しっかりリスニング力を鍛えていきましょう。

リスニング力の効果的な鍛え方はこちらの記事でくわしく紹介しています。

 

 

まとめ

英語が上達しない理由には、このように共通した理由があります。
逆にいうと、これを一つずつクリアしていくことで、英語を話せるようになることに一歩ずつ近づいていけるといえるでしょう。
ここを意識していくことで、忙しい中でも効率的に英語を身につけていくことができると思います。
ぜひ実践してみてください。

  • この記事を書いた人

しん

英語学習カウンセラー。社会人になってゼロから英語を学び直した人。TOEIC 920点。カナダで約4年間で働いた経験あり。実際の体験から、初心者の方向けの勉強法、オンライン英会話に関するお役立ち情報を発信中。

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