英語勉強法

【海外移住者が語る】英語をやり直したい社会人におすすめの5ステップ

 

「転職や昇進のために英語をやり直したい!」
「でも忙しいし時間が取れない」
「どうやったら効果的に勉強できるのかわからない」
「モチベーションが続かないよ」
「何回もトライしたけど続かないんだよな」

英語をやり直して今度こそ身につけたい!
でも日々仕事で忙しい中、一からやり直すのは大変ですよね。

英語学習の時によくある悩みですが、じつは短期間で英語を身につけていく人には共通点があり、そこを抑えると短期間でも英語力は伸びていきます。

この記事では、僕の経験から学んだ効果的なやり直し英語勉強方法をお伝えします。

実際に社会人をしながら2,000時間英語を勉強してたどり着いたやり方なので、「英語のやり直し」に悩んでいる人はぜひ使ってみてくださいね。

 

 

英語をやり直したい社会人におすすめする5つのステップ

step
1
まずは英語学習の目的を決める!

step
2
いまの英語レベルをチェックする

step
3
自分に合った学習スタイルを見つける

step
4
成果のでやすい学習方法を”まねる”

step
4
毎日少しずつでも継続する

 

STEP1:まずは英語学習の目的を決める

 

社会人が英語を学び直す理由としては、

  • 資格や仕事での活用
  • 生涯学習として、旅行などで使えるようになりたい

大きく分けてこういった2つがあるかと思います。

自分はなぜ英語をやり直そうと思ったのか?
その目的とどこまで進みたいのかを改めて洗い出しましょう。

なぜこれが必要なのかというと、英語力は一朝一夕で伸びるものではないからです。
目標に向けて習慣化して一歩ずつ進んでいくことが重要です。
カウンセラーとして、英語力が伸びない方のご相談を聞くことは日々多いですが、
目標を定めずになんとなく勉強している→だらだら学習したり続かないことが多い→英語力の向上を感じられずにやめてしまう
というケースで悩んでいる方はすごく多いです。

これはすごくもったいない。
ぜひ最初に少しでも時間をとって英語を勉強する目的を改めて確認しておきましょう。

 

STEP2 : いまの英語レベルをチェックする

目的・目標を確認したら、次はそこに向けて自分がどのレベルにいるのかを見極めます。

まずは、学生時代の貯金も含めて自分がどれくらい英語ができるのか、現在の英語レベルをチェックするところからはじめましょう!
TOEIC対策をしたい人は実際にテストを受けてみたり、英語を話せるようになりたい人はオンライン英会話で実際に話す・聞くことにチャレンジしてみましょう。

最近はオンラインにて無料で自分の英語力をチェックできるサービスも増えてきています。
こういったサービスを使ってみるのもおすすめです。

https://eigoryoku.nhk-book.co.jp/

 

STEP3:自分に合った学習習慣を作っていく

日本人が第二言語として英語を身につけるには、最低でも約2,000時間が必要と言われています。

これには学生時代の学習時間も含むので、実際には社会人になってから約1,000時間程度必要になると思われます。

1,000時間の勉強が必要ということは、1日で

1時間の勉強の場合 ▶︎ 1,000日間

2時間の勉強の場合 ▶︎ 500日間

3時間の勉強の場合 ▶︎ 333日間

となります。

毎日3時間勉強しても約1年間はコミットし続けないといけないということですね。

ただ、同時に社会人の英語の学習で大きな悩みとして挙げられるのが
学習する時間を取れない
です。

仕事やプライベートで忙しい中、これだけの時間を捻出して継続する。
それはたしかにかなり大変です。

ですので、社会人の学び直しには下記のような工夫が必要と考えています。

 

続けやすい学習時間を見つける

早朝や仕事後の夜、もしくは休日に集中して勉強するなど、ライフスタイルによって続けやすい学習時間は様々です。
ただ僕は、頭が疲れていない朝のゴールデンタイムに学習をしてしまうことを強くすすめます。

脳科学者の茂木健一郎氏も、インタビューの中で下記のように話しています。

朝目覚めてからの約3時間は、脳が最も効率よく働く「ゴールデンタイム」だと茂木健一郎氏は語る。自身の朝の時間の使い方を振り返っても、小学生のときは朝から蝶を捕まえたり、ジョギングをして過ごし、高校生になると英語の原書に挑戦するなど「朝がつらい」と感じた時期はないという。脳科学的に見ても、朝の脳の状態は1日のうちで一番冴えているのだとか。

「私たちは日中の活動を通して、目や耳からさまざまな情報を得ています。その情報は大脳辺縁系の一部である海馬に集められ、短期記憶として一時的に保管されます。その後に、大脳皮質の側頭連合野に運ばれますが、この段階では記憶は蓄積されているだけです。
それが睡眠をとることで、記憶が整理され長期記憶へと変わります。すると朝の脳は前日の記憶がリセットされるため、新しい記憶を収納したり、創造性を発揮することに適した状態になります。この脳の仕組みが、朝の時間がゴールデンタイムだと言われる理由です」

- 引用:脳科学者が薦める「朝時間」の使い方

 

また、もしどうしてもまとまった時間が取れない場合には、通勤時間やお昼休みなどのちょっとした時間で学習を積み重ねるのも非常におすすめです。
スキマ時間を活用しても、1日1-2時間ほど勉強時間が取れるケースもあると思います。
アプリや書籍を活用して、手が空いたらいつでも学習できる環境を作っておくとよいですね。

 

習慣ができるまでは、好きなことを学びにする

英語学習で一番大切なのは「続けること」
習慣作りが最初の一歩で、一番大変な部分かとも思います。
いきなりつらいことや苦手なことをはじめても、続けられませんよね。

英語のやり直しでよく聞くのが、
いきなりオンライン英会話に挑戦して時間が取れずに続かなかったり、
TOEICの参考書を買っても勉強習慣がなくて3日坊主になったり
というお悩みです。

このように、習慣ができる前から高いハードルを自分に用意しすぎてしまうと、なかなか学習を継続することが難しくなってしまいます。
まずは自分の好きなことで英語にふれることからはじめましょう。

僕もいまでも下記のようなことをしながら、日常的に英語にふれるようにしています。

音楽 - 洋楽の歌詞で単語を覚える

映画/ドラマ - 使われているフレーズを暗記する

読書 - 絵本や日本昔ばなしなど、内容や英文がやさしくて興味のあるものから読み始める

カルチャー - 好きなジャンルのニュースをSNSやネットニュースで読んでみる

 

自分が楽しめる学習をする

僕の場合、ひたすら使うかわからない単語を暗記し続けるのは苦痛で苦痛で仕方がなく、まったく続きませんでした。
でも発音のトレーニングは楽しくて楽しくて、毎日30分以上、時間を忘れてやり続けました。

逆に僕の友人はとにかくフレーズや単語を暗記するのが楽しかったり、文法が大好きな人もいたりします。

何が楽しいか、継続しやすいかは十人十色。
自分に合ったもので楽しみながら勉強していくことで、英語学習の習慣を作っていきましょう。

 

STEP4:成果のでやすい学習方法を”まねる”

英語を話せるようになる人がたくさんいる一方で、いつまでも新しい英語の教本や理論が次々と出てくるのはなぜでしょうか?
その理由の一つに、やはり勉強を続けるのは難しいということがあると思います。

なかなか成果が見えないとき、伸び悩んでいる時には、新しい手法を試したくなったり簡単に成果がでそうなものに目がうつってしまうことはよくあります。
英語の習得においては、いいなと思ったものに手を出してはやめる、様々な参考書に手をだしては途中でやめてしまう、といった学習は英語習得を遠ざける原因になってしまう場合も多いです。
それを避けるためにも自分がこれだと思う方法を探すことにまずは時間を使いましょう。
一見遠回りに見えますが、そのうえで地道にやり切ることが結果的には一番の近道になります。

こちらの記事では、僕が1年間でトータル2,000時間勉強し、カナダで現地企業に就職することができるレベルまでにやったことを紹介しています。
ぜひご覧ください。

 

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STEP5:毎日少しずつでも継続する

 

学習する習慣を作り、自分に合った成果のでる方法が見つかったらあとはそれを毎日継続するだけ。

まずは1日15分からでもいいです。
少しずつボリュームを増やして継続していきましょう。

英語のレベルアップはある日突然階段を登るようなものです。
僕の場合は、勉強を始めて3ヶ月くらい経ったときに、突然視界が開けたような感覚で今まで聞き取れなかった文章がわかるようになったりしました。

途中でモチベーションがなくなった時は、また好きなことで英語に触れるところに戻っても大丈夫です。
少しずつ継続してきましょう。

 

 

 

まとめ

この記事では、忙しい社会人が英語をやり直すための5つのステップをご紹介しました。

step
1
まずは英語学習の目的を決める!

step
2
いまの英語レベルをチェックする

step
3
自分に合った学習スタイルを見つける

step
4
成果のでやすい学習方法を”まねる”

step
4
毎日少しずつでも継続する

 

このブログではほかにも英語勉強法に関して色々な記事を書いています。
ぜひご覧くださいね。

  • この記事を書いた人

しん

英語学習カウンセラー。社会人になってゼロから英語を学び直した人。TOEIC 920点。カナダで約4年間で働いた経験あり。実際の体験から、初心者の方向けの勉強法、オンライン英会話に関するお役立ち情報を発信中。

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