英語TIps

【英語習得2000時間の法則とは?】達成したらどうなるかを書いてみた

英語習得には2000時間が必要?実際の経験を元に解説

 

「英語を話せるようになるには2,000時間が必要」って聞いたことはありませんか?
でもいまからそんなに勉強するのは難しい、それができてればもう話せてますよね・・・。

本当に英語の習得には2,000時間も勉強する必要があるのでしょうか?
そして実際にそれくらい勉強すれば、どのくらいのレベルになれるのでしょうか。

この記事では、

を解説しています。

ぜひ参考にしてください。

 

ただ、自分だけで英語学習を続けるのが難しい…という場合もありますよね。

そんな方はプロの英語コーチングを検討してみましょう。

世界で活躍するあの本田圭佑さんも選んだ英語コーチング【PROGRIT(プログリット)】は、累計13,000人以上が社会人からペラペラになるために活用する英会話コーチング。

あなただけのカリキュラムと専属コーチが、社会人でも最短で英語を身につける方法を教えてくれます。

いまなら英語のプロに何でも相談できるカウンセリングがなんと無料。

ぜひ試してみてくださいね。

\ 30秒でカンタン入力! /

無料カウンセリングを予約する

 

 

英語学習2000時間の法則とは?

英語学習2,000時間の法則とは、
2,000時間学べば英語は話せるようになる
という説です。(そのまんまですね笑)

「英語を話せるようになるための目安は2,000時間」
と聞いたことがある方も多いと思います。

私も英語を勉強し始めた時に、「トータル2,000時間を目指して頑張りましょうね」と先生に言われた記憶がありました。
毎日必死にそこを目指していたような思い出があります。

 

なぜ2,000時間学べば英語は話せるようになると言われるのか?

調べてみたところ、これはアメリカ国防省の機関であるFSI(Foreign Service Institute) の説がベースになっているようです。
School of Language Studies (SLS) という、仕事関連のニーズを持つ米国政府職員に言語と文化のトレーニングを提供している組織が公式ホームページにて発表しています。

こちらのページでも、実際にこのように書かれていますね。

FSI’s Experience with Language Learning
The following language learning timelines reflect 70 years of experience in teaching languages to U.S. diplomats, and illustrate the time usually required for a student to reach “Professional Working Proficiency” in the language, or a score of “Speaking-3/Reading-3” on the Interagency Language Roundtable scale.

著者要約
この語学学習のタイムラインは、米国外交官に語学を教えてきた70年の経験を反映しており、学習者が対象となる言語で「プロフェッショナルな作業能力」または「スピーキング 3 / リーディング 3」のスコアに到達するのに通常必要な時間を示しています。

 

そして、それぞれの言語は難易度ごとに4段階に分かれています。
日本語は最も難しいカテゴリーⅣ(英語のネイティブ スピーカーにとって非常に難しい言語)という区分に入っています。
日本語の他にはアラビア語、中国語 (広東語、北京語)、韓国語も同カテゴリーになっていますね。
このカテゴリーⅣの習得に必要な時間が2200時間となっています。

FSIが定義するカテゴリーⅣの言語習得に必要な時間:88 週間 (2200時間)

 

2,000時間ってどれくらい?

「英語の習得に必要な時間は2,000時間」と言われる背景はわかりました。
では、実際にどれくらいの学習時間が必要なのかみてみましょう。

ちなみに2,000時間には学生時代の学習時間も含まれるそうです。
諸説ありますが、日本人は中学・高校で約1,000時間程度英語を勉強していると言われています。
あと1000時間学習すれば英語が身につくということになりますね

ここを考慮すると必要な時間は下記のようになります。

 

1日1時間 - 1,000日

1日2時間 - 1500日

1日3時間 - 333.3日

1000時間になっても、これはなかなかの学習量ですね、、、
でも確かにこれだけの時間と年数を継続できればかなり英語力は上がりそうです。
簡単じゃないですが、社会人が仕事をしながら学習をするには現実的なラインになってきましたね。

 

実際に2000時間勉強するとどうなる?

では、実際にトータルで2,000時間勉強するとどうなるのでしょうか?
著者の経験になりますが下記のような学習時間から出してみました。

著者の実績

学生時代に1000時間と試算
ワーホリ前 - 1年間、1日2時間勉強(730時間)
ワーホリ後 - 3ヶ月間語学学校へ通い、1日8時間(8時間×20日間×3ヶ月=480時間)
合計 - 1210時間
学生時代と合わせれば約2210時間

僕自身がワーホリでカナダへ渡って語学学校を卒業した時には、約2200時間勉強していた計算になります。
ここの経験からお話したいと思います。

 

ペラペラではないが英語ネイティブと十分にコミュニケーションを取れるレベル

僕がカナダで3ヶ月の語学学校を修了したときは、下記ができるレベルでした。

 

【2,000時間の学習でできるようになったこと】

・自己紹介、挨拶、軽い会話ができる(今日の天気など一般的なトピックや自分の興味がある話題)
・ネイティブの話していることがなんとなくわかる

【できなかったこと】
・映画を字幕なしで見る
・ネイティブ同士のスピーディーな会話についていくこと
・自分の意見を日本語と同レベルで話せるようになること
・正確な文法や単語を活用して流暢に話せる

 

カナダでの生活でお店での注文や日常会話に困ることはあまりありませんでした。
また、卒業後に地元のカフェに就職できたのですが、面接や同僚とのコミュニケーションもなんとかなった印象です。
ただ、ネイティブ同士のスピーディーな会話はなかなか理解するのが難しく、聞き返したりゆっくり話してもらったりしたことももちろんありましたね。

 

 

まとめ

2000時間の法則は、アメリカ国防省の機関であるFSI(Foreign Service Institute) の説がベース

「英語を母国語とするネイティブスピーカーが日本語を習得するために必要な学習時間は2,000時間である」
という調査に基づいた説になっています。

 

2000時間学習すればコミュニケーションを取るには十分なレベルに

旅行先で現地の方と英語で話したいという目的、片言でもいいから相手の言うことをなんとなく理解し、ジェスチャーを交えたり、完璧な文章ではないけど単語をベースに自分の言いたいことを伝えるレベルに到達するのは十分と言えるでしょう。

ただ仕事や留学で使うにはここからがスタートと言えるレベルです。

難しい単語や正しい文法を活用し、さらに相手と議論をしたり意見をスムーズに言えるようになる。
そこのスタート地点への到達が2,000時間と言えるかと思います。

  • この記事を書いた人

しん

英語学習カウンセラー。社会人になってゼロから英語を学び直した人。TOEIC 920点。カナダで約4年間で働いた経験あり。実際の体験から、初心者の方向けの勉強法、オンライン英会話に関するお役立ち情報を発信中。

-英語TIps